第36回マンプロ 第1部「マンション大規模修繕工事周期の長期化~12年周期から18年周期へ~」セミナー内容報告

目次

第36回 翔設計セミナー「マンプロ」が開催され、弊社会場・オンライン合計で50名を超えるお客様にご参加いただきました。

当日の内容を簡単にご紹介いたします。

以下のテーマでお話をさせていただきました。

■第1部 マンション大規模修繕工事周期の長期化 ~12年周期から18年周期へ~
■第2部 水害から守るマンション耐水化改修 ~安心安全のマンションライフをめざして~

当ページでは第1部についてご紹介します。

 

第1部:マンション大規模修繕工事周期の長期化 ~12年周期から18年周期へ~

一部の管理会社が大規模修繕工事の長周期化(最大18年)を打ち出していますが、これは「すべての部位・項目に対して18年間保証する」というものではなく、部位ごとに定める保証期間を長くする、たとえば今までなら5年保証だった部位を10年保証するというパッケージであり、最長の保証期間でも15年(防水)になります。しかも、自社による設計施工・保守メンテナンスという条件や、自社の特定ブランドマンションだけが対象というようになっています。

【主な内容】

・大規模修繕工事瑕疵保険の保証期間延長なども検討されている
・期待耐用年数の長い製品例・価格イメージ(屋上防水/塗料/シーリング材)と導入の考え方。
・外壁タイル張りの場合の課題。定期調査報告義務について。
・修繕周期長周期化導入の課題
・マンションの個別の状況によって修繕周期を判断する必要がある
・建物の将来を考える。建物の長寿命化という考え方。
・共用部だけでなく専有部も含めた資産価値維持・長寿命化の手法
・建替えや大規模修繕の繰り返しではない「スーパーリフォーム(一棟リノベ)」
・マンション将来計画策定のステップ(実例)
・専有部分工事を管理組合で計画(実例)

【頂いた質問と回答(抜粋)】

Q 最終的にマンションの寿命は何年なのか?

A その建物のコンクリートの状態(強度、中性化等)によって寿命が異なり、調査によって理論上の寿命を判定することができます。なお、コンクリートの状態は、新築時の施工や維持管理によって変わってきます。

セミナー開催しています、お気軽にご参加下さい

翔設計グループでは、大規模修繕の話題を中心に、管理組合の方やマンション所有者の方々に向けて、さまざまなテーマで情報セミナーを行っております。現在募集中のセミナー、過去開催テーマは以下のリンクからご覧いただけます。是非お誘い合わせの上ご参加下さい。

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